「水着とスイカ」ですべての伏線が回収されるの最高だよね、と思っています
Run Girls, Run!アドベントカレンダー20日めです。
ちょっと迷って懺悔というかお気持ちというかは別記事にまとめました。
1人の人が複数書いてる場合もありますが、25日きっかり埋まってるのを見て申し訳ない気持ちになりつつも、まあ私だってアルバム買ったしな!!!という強い気持ちで書いていこうと思います。(めちゃめちゃ弱い)
2020年のバレンタイン、私は出会ってしまった。
秋いろツイード / Run Girls, Run! #NowPlaying #アニュータ https://t.co/UsaRajaz2I
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
多分RGRのどの曲にもざらっとした質感のものは何もない気がするけど、こんなにざわっとする、つい立ち止まっちゃうような曲はこれだけ
いつものことなんですけど、マジで私は前置きに1000字(以上)かけるのをやめたほうがいい。
秋いろツイードが刺さりまくったオタク、聞いて数日はそのことばっかり考えていました。せっかくなのでツイートも全部貼っておく。
マジでずっと秋いろツイード聞いてる、すべてが天才だけどやっぱり歌詞が天才
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
天才だ天才だとはさんざん思ってきたんだけど、秋いろツイードの歌詞があまりにも天才で、物語性とかじゃないんですけど、この曲だけでドラマが撮れるでしょ、という歌詞から溢れてくるストーリーにやっぱり只野さんは天才だな......ってしみじみしてしまった
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
オーイシさんがどこかで言ってたけど、音で受け止める歌詞と、読む歌詞って印象が違うって話、今まさに感じてる 文字じゃなくて音でリズムのある状態でふれる秋いろツイードの言葉がすきみたい
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
一夜にして秋いろツイードの虜なのめちゃめちゃおもしろいなと思いながら、女の子の物語が詰まりすぎて本当にどうしよう、すき
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
私の好みにこれ以上ないくらいぴったりくる曲が秋いろツイードなんだな、とサクラジェラートやスノウ・グライダーを聞きながら思ってる、いわゆる音楽的知識がないし、歌声と歌詞を重視するタイプだから何がどうとか説明しにくいんですけど
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月16日
貼ったツイートにもありますが、私は音楽的知識ゼ~ロ~なので技法的なところは全く分からなくて、歌詞と歌唱そのものから物語を摂取することを楽しむタイプのオタクです。
そして最後のツイートにもあるようにダントツで秋いろツイード推しのオタクです。
しかし、これを超える楽曲がきてしまった。
四季曲のラストが夏でタイトルに水着...??ってなってたのに、久しぶりにぶわって衝撃がきて、なんかもう言葉が出ない
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年11月16日
多分物理である技量問題もあるとは思うんですよ、表現力やばいな!!??みたいな。
ただ、「水着とスイカ」とかいうタイトルがついてたから、なんでか分からないけどAKBとかオタク大好き?バラライカとかそういうのを勝手に連想してたんですよね、なんか夏!!!ハッピー!!!!!とかそういう感じ。
それを180度裏切ってきたノスタルジーを感じる曲調と、めちゃめちゃ傷つけられる歌詞でわたしはしにました。これには勝てない。
あと今までのフレーズそのものや、フレーズをセリフとして入れてきたのがやったわ.....って感じでした。
マジで「水着とスイカ」は3回殺してくる。
ただ、やっぱり水着とスイカで過去の四季曲を本気で回収しに来たので、これはもっと四季曲の中の時間経過と物語を詰める必要があるのでは?とオタク特有の勘違いが発生しました。
スノウ・グライダーにもストーリーはあるんですけど、秋いろツイードに想いを寄せすぎてそれより後の物語を受け止められない
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年2月14日
とか言ってる場合じゃない。だって夏でがっつり回収しにきてるんで。
そして次に考えたこと。
秋色ツイードって女の子同士の可能性はないんだろうか、ってふと考えてしまったんですけど、彼って歌ってるのでないかな
— ななこ (@King_of_Cadenza) 2020年11月8日
個人的には百合ルート行きてえな~~~!!!ってメンタルだったんですが、秋いろツイードがめちゃめちゃに刺さった初心を大事に、今回は前提を男子として考えていこうと思います。(ツイート誤字っててすみません)
2018-02-28 サクラジェラート (春)
2018-10-31 秋いろツイード (秋)
2019-11-27 スノウグライダー (冬)
2020-05-20 水着とスイカ (夏)
収録CDについては省略しますが、リリース時期を整理しようと思って並べてみました。
だいたいリリース時期に合致した季節を表す楽曲になっているなと思います。
ただ、日本の異常気象を加味すれば5月の気温って全然夏ですけど、5月ってそんなに夏!って感じしなくない...?それに月だけで見れば秋と冬ってそんなばしっと分かれてるか...?とか考えてしまい、その四季だ!って確信を持てるソースが欲しくなりました。
そうしたらあった。
現代日本の気温と照らし合わせていくとおそらくそうでもないな.....?ってなってしまう可能性大なんですけど、リリース日と歌詞のリンクが凄まじいなと思うんですよ。
アルバム収録の「水着とスイカ」は例外としても、春の「サクラジェラート」はジェラートと付くだけあって、雪解けの季節と溶けるがかかっている気がするし、秋の「秋いろツイード」は10月末でやっと秋らしくなりそうなタイミングで、少し暑さからも遠ざかり、中間テストだってあるかもしれない日付で”図書館”ってキーワードが効いてくるんですよね。
冬の「スノウグライダー」ってかなり救いがないと噂な気がするんですけど、やっぱり秋から冬に変わってまだそこまで時間が経ってないこの時期、どんどん日も短くなっていくし、年明けって冬でも漢字から明るさ抜群ですけど、この終わりかけ感ですよ。
まあ全体的にこじつけ感は否めませんが、歌詞サイコーーー!を表現したかったんだな、と甘々採点でお願いします。
さあやっと本題です。
前置きが長いでお馴染みの私ですが、ここまでは好きなように語っていただけでなんと本題ではなかったんですね!なんてこった!
私が本当に書きたかったこと、それはずばり、四季曲を物語として解釈する。です。
物語とか書きましたが、要は勝手に歌詞に登場する人物の背景を勝手に考えて、こういうことがあったはずだ.....と好き勝手に妄想するだけです。中途半端に小説風で、自分でもなんかちょっと気持ち悪いので、機会があればちゃんと書いてみたい。
(が、ごりごりに歌詞を使ってるのってどうなんでしょうね.....という感じもする、この下の文章含め)
ヒロインはわたし。ヒロインが恋する相手が彼です。
<春・サクラジェラート>
受験も無事に終わった中学三年生のわたし。
まだ寒さの残る3月の半ばに"おしゃれは我慢"と唱えながらチェックのミニスカート履いて、受験が終わり、早めに高校生仕様になったお小遣いで、チェーン店ではないカフェのジェラートを食べに出かける。
自転車で出かけられる範囲にある、ライトアップされているエリアにあるお店。
そこで買ったアイスを外で食べていると、幼なじみの男の子が全身ピンクの知らない女の子と仲が良さそうに歩いているのを見てしまう。
運悪く目が合い、気まずさの色が濃くなる。
気付いてないように、何食わぬ顔をして桜色のジェラートを食べる。
<秋・秋いろツイード>
高1になったわたし。
学校ではアルバイトも、もちろん髪を染めるのも禁止され、バスや電車に乗って通学することを除けば、中学生の頃と変わりない日々。
中間テスト最終日、学校が早く終わったので明日が誕生日の彼にあげるプレゼントを探しに行く。混雑する時間帯じゃないはずなのに座れないまま、行き先も決まらないまま、自宅の最寄り駅を通り過ぎる。
そして彼が通う学校の最寄り駅が近付いてくる。
二つ上の彼の通う学校には綺麗な子はたくさん居る、バレエとか習ってたり。都会から私立に通うようなそんな子ばかりが。
春に見かけたあの子もそう、彼がすきなひとはいつも遠くからやってくる。
家に帰ってきて誕生日だからお祝いしたいと連絡すると、明日は受験勉強休みだ!と返ってきた。
ママがすごく似合うと買ってくれた秋らしい色のツイードのスカートを引っ張り出し、明日の予定を考える。休みだと言っても丸一日出かけるようなのは難しいから、駅の方とは反対の展望台へ行こうか。
ツイードのスカートを履いて家を出ようとすると、どこ行くの、とお父さんに声をかけられた。叱られるようなことは何もないけど、図書館だよ、と答えてしまった。
展望台でプレゼントを渡した。喜んでくれたけど、彼と真正面で向かい合って話すと、私たちはずっと友だちで、幼なじみなんだと思い知らされる。
もっとおしゃれをしたい、変わりたい。この変わりたい気持ちは、勇気だとか、恋とか、それだけじゃない。でも分からない。向こう側へはどうやっていくのか。
ただ、私は本当はもっときらきらとしてるものが欲しいんだ。
<冬・スノウグライダー>
君の大学が"家から通うにはちょっと遠いところに”決まって、次の春から”私が名前だけは知っている”街で暮らすことをお母さんから聞いた。
そういえば今朝、久しぶりに吐く息が白くなった。
本人から聞きたかった。でも”さみしくなるから言えなかったのかも”と、ポジティブに考えてみたけどもういいんだ。
でもやっぱり全然どうでもよくなんかなくて、手紙を書いてみた。
書いた手紙を渡せるような気はしなくて、便箋の端に力を込めて一息に、と思ったけどできなかった。
気が付いたら、この前、ほんのちょっと前に行った展望台に向かっていた。
バスに揺られる私の通学鞄には放り込んだ手紙。
誰よりも君の理解者でいたいと言い聞かせ、恋人になれないなら、恋人より近い存在になれれば。
そんな気持ちでいた私が書いた手紙には、怒りとか、表しきれてないもどかしさとか、いろんな感情が溢れてて、こんなのを渡したら嫌われるなって、消しゴムで消す。
消してしまった手紙で飛行機を折った。展望台の上から飛ばす紙飛行機は、きっと君のところまでは届かない。
<夏・水着とスイカ>
高2の夏。
昔から仲が良かった数人で海に行こうって話していたら、君も来るって噂に聞いた。
友達の家に泊まるらしい。
今まで一度だって着たことのないギンガムチェックのビキニを買ってしまった。君も来るって聞いて焦ったからだ。
君が住んでる都会にはきれい子ばかりだと思うから、あんまり焼けていない私の肌がもっと、もっと焼けて、はやく小麦色になったらいいのに。
スイカ割りでわたしを回す役が君だなんてあんまりだと思う。
触れられた熱と一緒に今までの思いも振り払うように、なるべく力いっぱい当てにいく。
私は去年の冬から、いや、もっとずっと前からきっと怒ってたんだ。
また会いたいね、連絡するよ、なんて嬉しいことを言われて許してしまいそうになるけど。
次に会うときは期待されているような女の子ではないかもしれないよ。
水玉の恋、ずっと忘れない。
おわり~~~!!!なんか書いてみたらめちゃめちゃ恥ずかしかった!!!なんだこれ!!!
ホントは歌声の良さとかもっと歌詞の良さにも言及したかったんですけど、ここで切り上げれば私はついに締切を守れる!!!ってことで終わろうと思います(理由がクズすぎる)