たった一つのその夢に シフトしちゃだめ?
ある一つの楽曲のために制作された衣装が、その曲を披露する時のみ着用される、ということは稀である。
昨今、アーティストやアイドルがCDをリリースする時は、概ねミュージックビデオが制作され、そして大体その楽曲のパフォーマンス用衣装とストーリーパートのための私服衣装が映っているだろう。(特に統計は取ってないしMVがあってもどっちかだけのこともあるのは知ってる)
楽曲固有の衣装と説明する時に伝わりやすいのは何だろう、と考えたときに一番に思い付いたのがこれ。
はっ、もしかしてこれを"よぴちゃれ"にメールすればよかった...?
リンクはこちら→【公式】青山吉能の可能性に挑戦! - YouTube
うっかり脱線。
それらしく書き出しを書いてやろうと頑張りましたが、疲れる上にこの調子だと1週間経っても書き終わらなそうなので、もってまわった口調は諦めます。
新しいCDがリリースされるとき、気になるのは新衣装はどんなものか、MVはどんなだろうか、ってわくわくするじゃないですか。
で、この曲だからこの衣装か!
アニメタイアップがあれば、なるほどこの作品だからこの衣装!
みたいな発見を自分でひっそり楽しんだりして、タイアップ曲なら作品イベントなんかでその衣装で踊ってるのを生で見られたりして、う~~ん!当たり前だけどぴったり!なんて盛り上がったりすると思うんです。少なくとも私はする。
ただ、単独ライブとなると現実的な問題が頭をもたげてきて、楽曲固有の衣装だったものが、衣装チェンジを毎回するわけにもいかないため、他の楽曲と衣装を共有することになります。
その中で、その衣装に新しい文脈が付与されたり、もっと単純に、雰囲気や、歌詞や、振り付けや、なんでもいいんですけど、この衣装、この曲と合うな!という新しい発見ができるのでそれはそれで一興です。
けれどやっぱり、その曲のためにデザインされた衣装を、その曲を披露するときだけに着る、というそんな贅沢な衣装って、やっぱりちょっと格別な感じがしませんか?
ということで!前置きはここまでにして!(やっと本題)
今日はWake Up, Girls!の"SHIFT" 衣装を起点に"SHIFT"にまつわるあれやこれやを妄想していきたいと思います!
当記事はWake Up, Girls!Advent Calendar 2019の15日目に掲載するべく作成した記事になります。既に14日分掲載されているので、ぜひ今日以前に投稿された方の記事も読んでみてください!(私は遅刻しました!すみません!)
PARTⅠ全公演、ANIMAX MUSIX YOKOHAMA 2018、そしてSSAと合計9回披露された"SHIFT"はミュージカル調の演出で披露され、最終的に着ていた衣装を脱いで次の曲を歌い出す、というのが決まったパターンになっていました。
アニマ横浜に関してはおそらく永久保存は叶わないであろうと思いますが、現状で唯一3パターンの映像が残っている奇跡の楽曲でもあります。
なぜ奇跡かと言うと、2018年以降にリリースされた楽曲って何なら1枚だけしか映像に残ってないとかもザラだから。まあ特に組曲なんですけど。
それは置いといて。
〇衣装について
衣装の話をすると言いながら衣装の写真を載せてなかったのでここで!
みゅーちゃんSHIFT衣装のからあげ感 #WUG_JP pic.twitter.com/xqXGXsn2GC
— あけぼの (@ultimadoka) 2019年6月29日
はっ、間違えたこれじゃない。こっち。
全員で映ってる写真もこのブログ内にあります。
ただ、やっぱ話題にするにはパっと見える方がいいかなと思うのでこっちも。
あっこれも違った、いやね、からあげ、ってのを見たときにじゃあまゆしぃの衣装はこれに似てない??って思ったんですよね。n番煎じ感は否めない。
メンバー全員の着用図(今度こそちゃんとしたの)はこちら。
🎀#WUG4カ月連続特集🎀
— アニマックス(公式) (@ANIMAX_Japan) 2019年3月24日
毎週週替わりでお届けしていたWake Up, Girls!の独占インタビューをアニマックスで独占放送も今回が最終回(涙)📺✨本日3/25(月)~3/31(日)は、メンバー全員で登場♥️
SSAのFINAL LIVEや大宮公演、独占インタビューOA情報☞https://t.co/iTdNN25qpv#animaxでWUGをみよう #WUG_JP pic.twitter.com/bG69xgzfLU
いつものことながら今回も既にリンクが多くなってしまった。すまない...
さっき二人ほどネタにしましたが、SHIFT衣装にはいくつか特徴があると思います。
まず第一に、全衣装の中で、最もメンバーカラーの割合が多いこと。
今までの衣装は、ネクタイ、たすき、髪飾り...と基本的に小物類が多かった。
そんな中、この衣装はもう遠目からでもはっきり!あれは私の、俺の推しだ!と見つけることができます。
ふたつめ。
今までの衣装では形そのものや足元で差別化するものもありましたが、SHIFT衣装は形は全員共通。大きな違いとしてはドット柄とストライプ柄に分かれています。
ドット柄がななみにゃかやよぴの4人。
ストライプ柄がみゆまゆあいりの3人です。
柄の選択は、キャラクター性からまずみゆまゆが選ばれて、暖色寒色で柄の比率を大体合わせるためにあいちゃんもストライプになったのでは?とからあげツイートをみたあとに考えました。
もっとざっくり分けるならダンス経験者ぐみとか。
でもこのファイナルツアーというタイミングでその観点も変かな、と思うので面白い方を採用しようと思います。
ちなみに、ファッションへの造詣0な私の調査ではありますが、一応柄の名称を調べてみました!
lamireというまとめサイト?によれば、ストライプ柄はロンドンストライプ(別名ブロックストライプ)というやつで、ドット柄はコインドットというやつではないかと見立てました。
ロンドンストライプはその昔ロンドンで流行ってて、白×〇組み合わせが人気らしい。でもよく見たら5mm間隔で~~とか書かれてたので不正解みがつよいです。有識者答えを教えて。
コインドットはコインくらいの大きさの水玉模様が特徴だそう。これは正解でいいんじゃないか...?
サイトによれば、ドット柄のサイズが大きくなるとレトロかつPOPな印象になりますよね。だそうです。レトロみは感じてた。
みっつめ。
この中に二人、若干今までのグッズや衣装と色の印象が違う人がいる!(語呂が悪い)
誰のことかと言いますとかやよぴなんですけど。
リボンチャームの分析してた人みたいに色抽出とかできたらいいんですけど、やり方が分からなかったので主観で判断しました。
例えばかやたんの今までの衣装では、緑はもっと暗めの緑だったり、逆に黄緑だったりと幅がありましたが、SHIFTではその真ん中を攻めたのかなという感じ。
あとはレトロっぽさは黄緑じゃでなかった、とかそういう理由もありそう。
よっぴーの衣装も同じで、わりと薄い色、見るからに水色、って感じの衣装が主だったかなと思うんですが、これもやっぱり薄い色だと雰囲気が出なかった、という理由かなと思う。
ただこれで終わってしまうと夢がないので、色言葉的なやつを調べてみました!
すると、ターコイズブルーには「個性」という意味があるそう。
エメラルドグリーンは発見できず。サイトによって色や名称がぶれるので調査は難しいですね...
〇楽曲について
私はファッションだけでなく音楽にも造詣が0なので歌詞から自由に解釈します。
SHIFTは「成長したい」とか「合格したい」とか「答えはもらえないオーディション」とか、芸能に関する仕事かつ人前に出る仕事をしている人にはわりと誰にでも当てはまりそうな歌詞かなと思います。実際メンバーもそんな風に言ってるし。
でも一方で、「スター・ライト」とか「ビル」とか「タワー」とか、都会的な印象を受けるワードがサビとかにやってくるんです。今回のブログを書くまでは、タワーはやっぱり典型的な売れっ子のイメージなんだろうか、とか考えてたんですけど、【都会ではない場所から都会へ夢を抱いている】という構図かなと解釈することにしました。
って言うか抜き出したワードだけみたらめちゃめちゃ少女歌劇っぽくないですか?
その観点でいくと、個人的にはみにゃみだけ該当しないかな,,,,,という気もしてしまうんですけど、みゅーちゃん含めみんなわりと東京までは遠いじゃないですか。
市原市民会館しぬほど遠かったなあ.....(あのあたりが地元かは分からないですけど)
それにオーディションも初、って感じではないし。(ななみんについてはなんとも言えない)
こう書いたものの、特別メンバーに当てはめて考える必要もないかな、とは思ってます。
〇SHIFTとセットリスト
Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅰ Start It Up, ~では、夢や憧れを抱いて少女たちが、夢や憧れから銃声という外からの影響を受け、一歩を踏み出し、夢を夢で終わらせないようにSHIFTしていく...というストーリーを考えました。
『恋愛暴君』主題歌「恋で?愛で?暴君です!」のMVでもよっぴーが銃を乱射してたし、そこを踏襲した演出なんだな、とその時も分かってた気がするけど今あらためて思った。そういうことか。(こういうこと言うから浅いのがバレる)
ででですって作品との関係を思うと悪魔召喚(実際は天使だけど)したりする、ちょっと不思議な恋愛ソング、みたいに受け止めてたんですが、この歌詞ってアイドル対ファンの構図もいけるな...?と思いまして。
SHIFTってかっこよさもかわいさも、時にはぐだったりも包含する、客席降りまでカバーしたミラクルな楽曲だったけど、客席に降りるということは、もちろん実際は1mmもそんなことはないんですけど、お客さんと完全に同じ目線になることもあるし、曲解すればあの瞬間は普通の女の子とも言えるのでは?と思う訳です。
ステージにはもちろん戻っていくけど、まだ普通の女の子だった少女たちが、決意を込めて、普通の女の子だった自分を脱ぎ捨てて戦闘態勢に移る。という機能があのステージ上で衣装を脱ぐ、というパフォーマンスに込められてたらいいなあ、という妄想です。
もちろん、この戦闘態勢に移る、という妄想を閃くまでの経緯がありまして。
Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅱ FANTASIA ~、では1曲目に癒しの妖精として「スキノスキル」を披露して、2曲目の「outlander rhapsody」には黒衣装にチェンジして、剣を担いで現れるじゃないですか。あの剣と、SHIFT衣装を脱いだあと、一度肩にかけるのが似てるな、と思ったことが理由です。黒衣装もあくまで2曲目からの登場だし。
さてアニマ横浜です。ここでもSHIFTからででですのメドレーが披露されました。
残念なことに私は授業で現地組じゃなかったのですが、大丈夫、まだdアニメストアがあるよ!ということで皆さんもdアニメストアに課金してください。
それは置いといて、ここではHOMEツアーとアニマの演出の差異を検討していこうと思います。
アニマではまず、ちょっと特別なスタンドマイク (名称が良く分からない)、あれがありませんでした。
次に、客席降りができない、というのも理由かなとは思うけれど鍵を探さない。
そして、「たった一つのその夢に シフトしちゃだめ?」を歌うまゆしぃが椅子の上に立ちます。これは階段が二又だったのが理由かなと予想してます。ツアーだと分かれてなかった。
最後に、銃の乱射もなし。
この演出の変化によって、まあマイクに関しては広げようがないのでスルーするんですが、夢を見る少女たちがきっかけなく戦闘態勢に移行してしまう、という気持ちになりました。ツアーの解釈を採用するとね。
そこで、バックの映像演出に注目することにしました。
そうして見ると、やっぱり随分ツアーとは演出が違うなあと思う訳です。
animeanime.jpツアーでももちろんぴかぴかしてたんですけど(唐突に語彙力0)、アニマの映像はニューヨークのブロードウェイとかそういう場所を想起させるようなネオンっぽい映像に感じられました。
公開時はハリウッドって書いてたんですけど、ハリウッドじゃ映画やんけ。ということで訂正しました。
ということは、ツアーと比較して、この少女たちは客席に降りられるようなもうそんなに距離の近いところにはおらず、もう夢の目的地はすぐそこまできてる、と考えることに。そうすると、目的地がすぐそこにあるなら鍵を探す暇もないし、鍵を探すまででもない、という見方もできるのでは?
さて、最後は約束の地、さいたまスーパーアリーナ。
SSAでは~想い出のパレ―ド~にぴったりなセットリストがメンバーの手で組み上げられていました。その中で、ででですは「素顔でKISS ME」のあとに配置されました。
ただこの時も、メンバーカラーも強調されキュートにパワーアップした黒衣装は2着目でした。キュートにパワーアップしても、やっぱ黒衣装は戦闘服だと思うんだ。
ででですが披露されてしまったのでもしやSHIFTは.....。という心配は杞憂に終わり、アンコールの1曲目で披露されました。
続いたのは「地下鉄ラビリンス」。
今まではイントロで衣装を脱いでいましたが、この曲にはイントロがないため
「round, round, round... go around on the subway!」の箇所を歌い切ってから脱ぎ始めました。
この曲に繋がることで、普通の女の子が今までを脱ぎ捨てる、という解釈は無効になります。だって地下鉄ラビリンスはトロッコ曲でもあるし。
そこで、SSAではSHIFTしたあとの1曲だけじゃなく、アンコール全体を見てみようと思います。
普通の女の子が上京し、揉まれて、その中で「ふるさと」と繋がって、「星たちのパレード」を見せる.....
これってアンコールからダブルアンコールまでで、もう一度WUGの軌跡を辿るというか回想することができるようになってるのでは?
というのが私の妄想の結論です。
そして、メンバーも、ワグナーも、その場に居合わせたすべての人が第二章へ走りだすための「タチアガレ!」。
改めて見ても、SSAのセトリ本当にすごいな.....という感想で締めたいと思います。
だと、さすがに最後だけSHIFT要素が薄すぎるのでもうひとつ。
FANTASIAから登場したアンコール専用のSHIFTスカート。
SHIFT衣装を脱ぎ捨てた、いや地下鉄ラビリンスではそれはもうみんな笑顔で脱ぐので、脱ぎ捨てるというのはなんか不思議な感じなのですが。
これは、"自分"がすべてだった世界から、都会に飛び出すために荷物を置いて、大事なものだけ持っていく、みたいに読み取れないかなあ、が最後の妄想です。
それでは!
〇おまけ
去年も参加してたので去年のアドベントカレンダー。
そして自分が載せた記事ではメンバー紹介をしました。
そのときも遅刻したけど、今年は去年よりひどい遅刻をしたので、去年のがちゃんとしてたなー、なんて思う次第です。(遅刻をしないのがいちばんです)